【那須高原まったり温泉バスツアー】
「那須高原まったり温泉バスツアー」なるものに、縁があって飛び入り参加した。
OLを読者にするフリーペーパー、シティリビングが主催したこのバスツアーは参加者のほとんどが30代のOL。金曜日の夜、新宿を出発するバスに乗って那須温泉に向かい、翌日のんびり温泉めぐりをして、溜め込んだストレスや疲れを癒してもらおうというユニークな企画だ。参加費もバス代、宿泊代まとめて1万円と超お値打ちとあって、私が乗り込んだバスは既にOLたちで満杯だった。
30代のOLのツアーに40代のオヤジである私ことカトラーがそもそも何故参加するのか?やっかみ(?)もあってか周りからさまざまな憶測を呼んだ。どんないきさつでこのバスツアーに参加することになったのか説明しよう。
この企画の仕掛け人となり、私に飛び入り参加を誘ってくれたのが、ソーシャルアントレプレナー(社会起業家)の村井君だ。彼との出会いは村井君が20代だった頃にさかのぼる。当時、彼はリハビリ士(作業療法士)として患者を持って病院に勤務していたが、障害を持つ人々が真に自立して生活をおくるためには、街づくりから取り組むことが不可欠であることを痛感、病院を飛び出し、地元のディベロッパーを口説き落として障害者向けの賃貸マンションを作り上げた。現在は、栃木を拠点に、地元の苺づくりの農家を東京のフレンチレストランのシェフにつないだり、さまざまな街おこしのプロジェクトに関わっている。今回のバスツアーも「那須温泉」の東京市場におけるブランドを中長期的に確立させていきたいという那須温泉観光協会の要望を受けて企画したもの。口コミリーダーであるOLに那須の自然と温泉の素晴らしさを実感してもらい、その声をメディア(シティリビング)を通じて発信・増幅させていくという作戦だ。
・・・と、ここまで説明しても「40代のオヤジがわざわざOLバスツアーにまぎれ込んだ理由」について全く明らかになっていないと指摘を受けそうだ。まあ、その通りだが、そもそも、物事の動機や理由をイチイチ問題にするより今あることのリアリティーやそこから見える物事を真摯に受けとめることの方が大切な場合もある。あえて今回の私の行動に説明を加えるとすれば「気がついたらそこにいた」ということになろうか。昔の人は偉い!そうしたことをひとこと「縁」と表現した。大切なことは縁があって置かれた環境の中にあって何かを掴み取ること。私が今回の縁で何を掴んだかは次のBlogからまとめてみることにしよう。
(カトラー)
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