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Lost in Translation(ロスト・イン・トランスレーション) とサントリー「響」

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「Lost in Translation(ロスト・イン・トランスレーション)」について前回の記事とは別の角度から取り上げてみたい。
この映画では、ビル・マーレイが演じる主人公のボブは、日本にサントリーのウィスキー響のCM撮影のためにやってくる「外タレ」の設定になっている。撮影現場での日本人のディレクターとのやりとりがこの映画のハイライト部分のひとつだ。ディレクターは、主人公ボブの演技について色々注文を出すのだが、言っていることがほとんど意味不明、少なくとも翻訳不可能といった内容で、間に入った通訳は、結局「あっち向いて笑え」としか訳さない。私も含めて観客は、途方に暮れる主人公の表情や、わめき散らす日本人ディレクターの姿に苦笑する。

驚いたことだに、こうした場面に日本人蔑視を見て、この作品を批判をしている人たちがいるようだ。

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<再>私はこの企画に投資する

「週刊!木村剛」で私のトラックバックコメントを取り上げているのはうれしいのだが、本意が理解されていないようなので再トラックバック。

<「月刊!木村剛」に出版社3社が名乗りをあげました!>より引用

・・・この企画、是非、実現しましょう」とノリノリの人がいたと思えば、「カトラー」さんのように、「これは夢の続きか、はたまた奇跡への序章なのか」とおどけてみせる方もいらっしゃいます。・・・・

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Lost in Translation(ロスト・イン・トランスレーション)とジェネレーションY

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ソフィア・コッポラが監督した話題作「Lost in Translation(ロスト・イン・トランスレーション)」が封切られた。
米国でのヒットやアカデミー賞のオリジナル脚本賞を受賞した作品として日本での前評判は上々であったこともあり、上映館のシネマライズには珍しく長蛇の列ができていた。

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ブログな人々のブログな人々によるブログな人々のための本

キムタケと腐女子の出会いを「奇跡の技」とコメントし、のんきに祝福していたら、事態は驚くべき展開を見せつつある。


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無読層=団塊ジュニアが変える活字ビジネス

無読層におびえる新聞・出版業界

新聞・出版業界に「無読層」という言葉がある。新聞を読まない、または、本や雑誌を買わない若い世代(団塊ジュニア層とも重なる)のことを指す。私はこの言葉があまり好きでない。というのもこの言葉が使われる時、活字離れをしている若者に対するある種、侮蔑的なニュアンスのようなものを感じるからだ。

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ブログな人々あるいは菜摘ひかる

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風俗嬢菜摘ひかるの性的冒険知恵の森文庫

ココログユーザーの方ならご存知だが、最近、検索ワードランキングというサービスが始まり、どのような検索ワードから自分のブログに人々が来ているかということがわかるようになった。それを見ていて不思議なことに気がついた。私がアップした日々の記事に使われているマーケティング関連のワードがランキングに登場するのは当然のこととして、そうしたワードに混じって「菜摘ひかる」というキーワードが、ほぼ毎日現れててくるのだ。

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ブログな人々あるいはリヴァイアサン

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<幻獣リヴァイアサン>

ブログ界の仕掛け人、小鳥さんが、ブログの歴史の新しい扉を開けようとしている。
 
              「腐女子と木村剛が交わるところ」

    小鳥さんがアップしたこの文章を全てのブログな人々に読んでほしい。

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アトム通貨が発進!10万馬力が10円

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早稲田・高田馬場で「アトム通貨」という地域通貨の取り組みが始まった。4月11日には高田馬場駅前で記念パレード&イベントが開催された。

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マーケティングセンス無き民営化を排す

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<問題の東京メトロ Metro Spot Vision>

営団地下鉄の民営化関連して西岡郁夫さんがNIKKEI NETのコラムで溜池山王駅の東京メトロのトイレについて取り上げているのが面白い。

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〔ゴーログ〕効果を検証する

木村剛氏のブログ「週刊!木村剛」でお茶目な企画が進行中。

週刊!木村剛」にトラックバックして、アフィリエイトでおカネ儲けしよう![ゴーログ]

・・・(中略)そこで私こと「週刊!木村剛」は、一大キャンペーンを始めることにしました。題して、「『週刊!木村剛』にトラックバックして、アフィリエイトでカネ儲けしよう!」という企画です。ただし、アフィリエイトになっておカネ儲けしようにもまずはページビューを稼がなければなりません。
そこで「週刊!木村剛」の登場です。
「週刊!木村剛」にトラックバックしていただければ、その中から面白いトラックバックをゴーログで紹介しますから、ページビューが自然と増えます。

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地殻変動を始めたネット広告

大きな地殻変動は、常に小さな局面の変化から始まる。
木村剛氏が自身のblog「週刊!木村剛」で広告ビジネスの変化の兆しを検索リスティング広告の登場に見ているのは、慧眼である。

日本においても、2002年位からいわゆる「キーワード広告」と呼ばれる広告商品のサービスが始まっていると聞くが、これは例えば、ユーザーが「住宅」というキーワードで検索をかけると、「住宅」の検索結果の周囲にそのキーワードに関連したテキスト広告が表示されるというものである。これは、ユーザーが興味のあるキーワードと関連性のある広告が表示されるため、従来のバナー広告よりもクリック率が高いと言われている。
<週刊!木村剛より>

この種の広告手法が日本に登場したのは、アメリカのovertureが日本法人を設立してサービスを開始した2002年。この日本法人は設立後わずか10ヶ月で黒字化するなど急成長しているが、残念ながら日本法人としての売上は公表されていない。電通の「日本の広告費」のレポートにしてもインターネット広告費が前年比で140%まで伸びたということは報告されているが、その内訳についてはブラックボックスである。

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