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ブログ党宣言!&がんばれ!小松原営業部長

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月刊!木村剛vol.1「こんな年金改革で満足できるか?」

本邦初のブログ月刊誌誕生

<bk1、Amazonに投稿した書評より>

全世界に妖怪が出没している、ブログという妖怪が。
日本では、昨年末からブレークしたブログという妖怪は、人々のコミュニケーションのあり方や出版のありようさえも大きく変えていくインパクトを持ち始めている。「月刊!木村剛」は、ニフティのココログで今年の2月からスタートしたブログ「週刊!木村剛」から生まれた本邦初のブログ月刊誌である。木村剛氏は、竹中平蔵大臣の下、金融分野緊急対応戦略PTメンバーを務めた強面で知られるが、「週刊!木村剛」では、全く別の顔を見せる。ブログには、その記事に関連した内容の記事をリンクさせるトラックバックという機能があるが、「週刊!木村剛」の記事には、毎回、大量のトラックバック記事がブロガー(読者)から寄せられている。ブログ上ではゴーちゃん、キムタケとも呼ばれている木村剛氏の驚くべき点は、そうしたトラックバック記事のひとつひとつに目を通して、次にアップする自分の記事の中でさまざまな意見を紹介しつつ、さらに持論を展開するという作業を継続していることだ。
トラックバックの中で、あるブロガーも指摘していたが、ちょうど昔のラジオのパーソナリティーが、リスナーからの葉書を読み上げながら番組を放送していた時のような、「熱い」やりとりが、「週刊!木村剛」を軸に巻き起こっている。実は、この「月刊!木村剛」もそうしたトラックバックの中から、読者からの提案をきっかけに生まれてきたものだ。
「サイゾー」の出版社として知られる(株)インフォバーンがこの本の出版元になっているが、これもブログ上で木村氏の呼びかけに応じたものである。
ブログから生まれたブログな人々のための初の月刊誌「月刊!木村剛」の創刊号では、小泉自民党を敗北にまで追いやった「年金問題」に関する熱い議論がまとめられている。
実は、木村氏を中心に厚生労働省に対して、情報公開法に基づき年金関連のデータ開示を求め、そのデータを分析するというプロジェクトが現在進行中である。さらに、この問題に関心を寄せる与野党の政治家も巻き込んで議論が展開しつつある。
ブログというコミュニケーションツールによって何が可能になるのか、年金問題の今はどうなっているのか、そうしたことを知る上で、この「月刊!木村剛」は、ブログを知らない人々にとっても必読の書といえるだろう。

がんばれ!小松原営業部長

月刊!木村剛が創刊されたとあって、今週、書店をいくつかチェックしてみた。
大手町ビルの紀伊国屋書店では、コーナーが3ヶ所設けられており、平積みされて相当力が入っていた(合格◎)。
ところが、池袋の西武百貨店リブロ池袋店には、影も形もない。店員に聞くと商品として配本されていないという。う~む(不合格×)。察するに、当初の配本を絞り、売上データを速報レポートで提供している紀伊国屋のようにショーウィンドウ効果のある書店で重点的に実績をつくり、他店に広げていくという営業戦略なのかなと考えたが、リブロクラスの大型書店は押さえないと、やはりチャンスロスの方が大きい。

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<紀伊国屋書店・大手町店はがんばっていた>

書籍や雑誌が、コンテンツさえ良ければ売れるというのは、残念ながら既に「おとぎ話」になってしまった。
根本的には日本の書籍流通のありかたの問題なのだが、新刊の点数が異常に拡大して、売り出された本が店頭に露出する滞留時間がどんどん減少しているのだ。一般の方々には奇異に思われるかも知れないが、新刊の点数が異常拡大しているのは、「本が売れなくなった」からだ。日本の書籍販売は、書店への「委託販売」を基本にしている。そして配本した商品が売れなければ、版元が引き取る「返本」を認める仕組みになっている。このことがマーケットに歪みをもたらしている。というのも、版元から本が出荷された際に売上が立つことになっているので、売上がほしいあまり、とにかく本を出すという悪習が業界に蔓延しているのだ。結局、売れなかった本が返本されてくると、収益を圧迫するため、さらに売上を増大させようと出版点数を増やすという悪循環が生じている。出版業界の「シャブ漬け体質」とも言われている。

内容が良いだけでは売れない

話をもとに戻すと、こうした書店の店頭状況が前提になるから、「内容が良ければ」という甘い期待だけでは本は売れない。内容が良いのは当たり前、チャネルへの働きかけも連携させて、チャンスロスをいかに最小にするかが、書籍販売のマーケティングの基本である。

もうひとつ考えなくてはならないのが、ネット販売の需要性である。特にAmazonの影響力が日増しに高まっている。
ビジネス系の本の場合、Amazonの売上が全体の2~3割を占めることもざらになってきている。
「月刊!木村剛」のプロモーションを考えた場合、「週刊!木村剛」から生まれてきたという経緯を考えれば、最も重視しなくてはならないチャネルだろう。
先ず、手を打つべきは、ネット上の「書評」である。Amazon、bk1をチェックしたところ、何も上がっていなかったので、上記の拙文をアップしておいた。この小松原部長のブログ「コマログ」に感想をアップされた方は、その足でAmazon、bk1にも、その文章をもとに書評をアップされたらどうかと思う。悪評も含めて、評判になっていることが、本が売れ始めるスタートラインだからだ。

この本を応援したいと考えているブロガーは、自分のブログで紹介したり、アフィリエイトを組んで、積極的に販売の窓口になりましょう。

ネット販売に力を入れる場合、はずせなくなっているのが、Google、Yahoo!(overture)などの検索リスティング広告である。「木村剛」のキーワードでは、検索結果にアップされるが、「年金」のような重要キーワードはまだ未登録のようだ。販促費の枠があるかどうかにもよるが、この辺もできたらフォローしたらよろしいのでは。

というわけで、色々注文いれましたが、ブログ月刊誌が成功するか否かは、実は「小松原営業部長」の働きいかんにかかっているというのが、カトラーの見解である。「週刊!木村剛」を応援するブロガーたちがついているので、ぜひ頑張っていただきたい。

(カトラー)

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Comments

カトラーさん、初めまして。
bk1書評、「この書評はいいと思った”はい”」の一番乗りは私でした!bk1では、”バナナワニ”のHNで書評書いてるんです。このカトラーさんは…と思ったら、やっぱり、でしたね。私は、bk1ブリーダーなので、そこから買う予定です。

Posted by: わに庭 | 2004.07.17 at 04:27 PM

わに庭さんコメントありがとうございます。
小生のバトロワの記事についても取り上げていただき、興味深く読ませていただきました。子供を育てるには、なかなか難しいことが多い世の中になりました。子育てもして、自分のサイトも3つも回しているとは、驚異的なスーパーママですね。これからもよろしくお願いします。

Posted by: katoler | 2004.07.17 at 07:53 PM

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