« 2006年1月 | トップページ | 2006年3月 »

映画「ミュンヘン」が語りかけるもの

myunhen1 スピルバーグの「ミュンヘン」が評判だ。ちょうどトリノオリンピックに映画の公開期間が重なったということも影響しているかもしれないが、私が足を運んだ「丸の内・プラゼール」は、ほぼ満席の盛況であった。

 

続きを読む "映画「ミュンヘン」が語りかけるもの"

| | コメント (5) | トラックバック (4)

スマート・アパートメントが目指すアパート市場のパラダイムシフト

renewal_room_small 都市の住宅インフラの中で「暗黒大陸」のような存在といわれるのが、「アパート」である。

1960~70年代、多くの若者たちが東京や大阪などの大都会をめざしたが、そうした都市流入者の受け皿として大量に建設されたのが「アパート」だった。90年代の土地バブル時代には、相続税対策と土地活用の手法として、やはり大量のアパートの建設ラッシュがあった。借金をしてアパートを建てれば、相続発生時の相続税が軽減でき、しかも、ハウスメーカーなどが、土地オーナーに対して入居者の有無にかかわらず賃料の6割程度を保証するという、「家賃保証」のシステムを始めたことで、地方都市も含め全国で一気にアパートの建設が加速した。

続きを読む "スマート・アパートメントが目指すアパート市場のパラダイムシフト"

| | コメント (2) | トラックバック (1)

釜竹で恋人と饂飩を食す

kamatake 根津権現の入口近くにできた讃岐饂飩の店「根の津」をとりあげたことがある。その同じ根津に「釜竹」(かまちく)という饂飩の名店がまたひとつオープンした。

釜竹は本店が大阪の羽曳野にあり、関西でも名の通っている名店だが、その東京店が根津にオープンしたのだ。

饂飩を好んで食すようになったのは、実は最近のことだ。

続きを読む "釜竹で恋人と饂飩を食す"

| | コメント (7) | トラックバック (2)

吾輩もマザコンである、マザコン男たちよカミングアウトせよ!

tokyo_tower 扶桑社のY嬢が「良い本なので、ぜひ読んでみて」とリリー・フランキーさんの小説「東京タワー---- オカンとボクと、時々オトン」を送ってくれた。東京タワーには昔から個人的に思い入れがあり、書名からして気になっていた本だったので、早速、読んでみた。

イラストレーター、コラムニスト、絵本作家など多彩な顔を持つ、リリー・フランキーさんの両親、特にオカンの思い出が深い愛情をもってストレートに綴られた私小説である。既に100万部をこえるベストセラーになっているようだが、爽やかな読後感が残るとても良い本だった。薦めてくれたY嬢に心から感謝したい。

続きを読む "吾輩もマザコンである、マザコン男たちよカミングアウトせよ!"

| | コメント (4) | トラックバック (0)

幻獣リヴァイアサンになりたかった男  ~堀江貴文の蹉跌~

ホリエモン逮捕から11日、いまだ調書ゼロ

ライブドアグループの証券取引法違反事件で、前社長堀江貴文容疑者(33)がいまだに東京地検特捜部の調べに対し否認を続け、徹底抗戦をしていることが3日、分かった・・・

(nikkansprts.comより)

仕事がたてこんだのとある人のためにどうしてもまとめなければならない文章があり、ブログの更新を怠ってしまっていた。その間にライブドアの強制捜査から堀江貴文社長および経営幹部が相次いで逮捕されるという事態に発展した。

Leviathan

「3年後には時価総額世界一の企業になる」と豪語し、日本中のマスコミを巻き込んで、話題を提供し続けていた主人公の幕切れとしてはいかにもあっけないものだった。

堀江は、東京地検特捜部の取り調べ下にあり身柄が拘束されたままだが、調書はいまだゼロで容疑を全て否認していることが伝えられている。

続きを読む "幻獣リヴァイアサンになりたかった男  ~堀江貴文の蹉跌~"

| | コメント (3) | トラックバック (4)

« 2006年1月 | トップページ | 2006年3月 »