« 2007年8月 | トップページ | 2007年10月 »

福田内閣の命運

Fukuda_yasuo 福田新内閣が発足した。
派閥の領袖を党役員の要職に配し、内閣のメンバーも大きな入れ替えをしなかったことから、さっそく「派閥政治に逆戻りした」とか「安倍おさがり内閣」などと野党から揶揄されているが、福田康夫は、危機意識をテコに求心力を高めつつある。安倍晋三に比べれば、リーダーとして数段、玉が上といえるだろう。さながら、学級崩壊した教室にピンチヒッターとして送り込まれたベテラン教師といった風があり、その安定感から、71歳という高齢に対する批判も今のところは影を潜めている。

続きを読む "福田内閣の命運"

| | コメント (4) | トラックバック (1)

安倍晋三的なものの敗北と日本の政治土壌

Abe_jininn 安倍首相が突然の辞任を表明した。
文字通り、政権を投げ出し、敵前逃亡ともいえるような、無様で目を覆いたくなるような退陣劇であった。メディアはもちろんのこと、お膝元の自民党からも批判の声が噴出している。しかし、そうした激しい批判の声にもどこかやるせなさが漂う。安倍辞任を報道するメディアにも一国の首相が、子供のように職務を投げ出した様をどう論評したらいいのか、明らかに戸惑っていた様子が見え、一大事を伝える高揚感よりも、まるでお通夜のような沈鬱感に支配されていた。安倍が辞任を表明した直後、テレビのニュースは、この問題で一色になったが、その暗い調子から最初、安倍が松岡前農相のように自死したのかと思ったくらいだ。

続きを読む "安倍晋三的なものの敗北と日本の政治土壌"

| | コメント (17) | トラックバック (11)

サブプライムローン破綻の諸相 ~見えない敵に怯えるアメリカ~

Home_auction 米国の低所得者向け住宅ローン、いわゆるサブプライムローンの破綻が思わぬ広がりを見せている。
この問題が顕在化した当初は、そのリスクは限定的なものと報じられていた。というのも米国の住宅ローンの残高は約10兆ドル、サブプライムローンはそのうちの約13%程度(1.3兆ドル)と見られ、仮にその10%が焦げ付いたとしても、1300億ドル(14兆円)であり、小さな額ではないが、日本のバブル崩壊に伴う不良債権額が100~130兆円といわれていたことを考えれば、コントロールできない規模ではない。

続きを読む "サブプライムローン破綻の諸相 ~見えない敵に怯えるアメリカ~"

| | コメント (3) | トラックバック (14)

« 2007年8月 | トップページ | 2007年10月 »