私は商店街の味方です!大規模ショッピングモールの黄昏と商店街の復活

Photo わが家には長じた娘が2人いるが、彼女たちがまだ幼かった頃、足立区の商店街のうどん屋(製麺販売)の3階に間借りしていた時期があった。写真は、年賀状用に撮った当時の写真である。「玉うどん」という、うどん屋の看板が、その頃のカトラー家の目印だった。

商店街の通りに面した窓を開けると、眼下に向かいの八百屋の軒先が見えた。
とある週末の夕方、娘をその八百屋におつかいに行かせ、その様子を窓から眺めていると、八百屋のおやじが、明日になれば真っ黒に変色してしまうような萎びた椎茸をしきりに娘に売りつけようとしている。

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My箸から考える環境ファシズムあるいは森の再生

My_hashi 前回、前々回と環境問題に関する記事をエントリーしたが、環境問題に対して、ことさら関心が高かったり、積極的にコミットしようとしているわけではない。実のところ、世間の地球環境を守れという大合唱には、どこかしら胡散臭さを感じてしまう。

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手紙と鉛筆のこと

Gojuon_original_pencil_photo パソコンやプリンターが無かった時代は、年賀状や手紙の類は皆手書きだった。
しかし、今では家に届いた賀状を見ても、ほとんどがプリンターで印刷されたものになった。時たま、達筆な筆書きの賀状を見つけると、何か忘れていたものを思い出させられたようでドキリとさせられる。

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フラット化する東京と上海② 看板の無いカフェと上海の蝶の小さなはばたき

Noriko_cafe 上海が列強から植民支配を受けた租界時代、フランスが統治した「フランス租界」と呼ばれる地域が、上海の西南地区に広がっている。当時植えられたプラタナスの並木や、ヨーロッパ風の建築が残っていて、パリの街角を思わせるような独特の景観を見せている。その旧フランス租界地区に一軒のカフェがある。看板はなく、名前を「「小小珈琲舘(シャオシャオ カフェグワン)」」という。

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ラビリンス(迷宮)築地の女神

Mako0111 久しぶりに土曜日の築地を歩いてみて驚いた。

場外市場の人出が多く、以前では考えられない賑わいを呈している。よくよく見ると場外市場の店舗の顔ぶれも入れ替わり、新顔のすし屋があちこちにできていて、どこもいっぱいである。昔の築地は、土曜日の昼下がりともなれば、仕込みにきたプロの姿も消え、閑散とした印象だったが、まるで様変わりだ。

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釜竹で恋人と饂飩を食す

kamatake 根津権現の入口近くにできた讃岐饂飩の店「根の津」をとりあげたことがある。その同じ根津に「釜竹」(かまちく)という饂飩の名店がまたひとつオープンした。

釜竹は本店が大阪の羽曳野にあり、関西でも名の通っている名店だが、その東京店が根津にオープンしたのだ。

饂飩を好んで食すようになったのは、実は最近のことだ。

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この世の終わりに食べたい「うさぎやのどら焼き」

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おめでたい年のはじまりの正月早々から「世界の終わり」についての話題で恐縮だが、宇宙人襲来や隕石激突、はたまた、はずれたノストラダムスの予言でいわれていたアンゴルモア大王の降臨でも何でも良いのだが、この世の終わりが来るとわかった時に、ひとはその終わりの瞬間に際して何を食べるだろうか?私の場合は、迷い無く、「うさぎやのどら焼き」と決めている

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ベトナム料理店「LOTUS PALACE(蓮花館)」の戦争と平和

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ここのところ、何かとバタバタしていて、ブログの更新がすっかりおろそかになった。
私は毎日通勤で千代田線の赤坂駅を利用しているのだが、駅に近い、みすじ通りと赤坂通りが交差する場所にLOTUS PALACE(蓮花館)というベトナム料理店が昨年からオープンしていて、とても気に入っている。

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世界の中心で「ごはん(エスニックフード)」と叫ぶ!

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このブログに最多登場回数を誇るクリングルの村井君の紹介で、エディター&ライターの「にむらじゅんこ」さんと銀座のシャネルビルに昨年末にオープンして評判の「BEIGE TOKYO(ベージュ東京)」でお会いした。

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押上、木賃アパートメントの悦楽

spice_cafe
もう死語になりつつあるが、「木賃アパート」という言葉がある。
4畳半一間、風呂無し、共同トイレという、今では信じられないような住空間にかつての日本の若者たちは肩を寄せ合って暮らしていた。

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